Subbacultcha

「サブカルチャー」という括りの下、文学・芸術・漫画・映画等について述べます。

2016年10月9日日曜日

水木しげる『魔女モンロー』

水木しげる『魔女モンロー』
怖さ:☆
造型:☆☆
状況:☆☆

今日新宿でマリリンモンロー見かけてな…と家族に話してたら、そのマリリンモンローが水木プロでアシスタントとして働きたい、とやって来た!
うわー!

マリリンモンローそっくりの美人さんがやって来て、色々あって最終的には水木サンもニャンニャンする、というエロマンガみたいな筋の漫画。
ただのそっくりさん、という触れ込みだったのに、いつの間にかその女性の呼称は「モンローさん」になってます。

ただ、流石水木サン、そんなエロエロ展開だけでは終わらず、実はそいつは魔女だったのです!色々世界を変えるための本部を、水木プロにしますね!
えーっ!
となるのですが、鬼太郎も悪魔くんも居ないただの漫画家たる水木サンは、魔力と性技でアシスタントにされてしまうのだった…
ってやっぱりそれじゃ水木版「トラブル」じゃん!
とはならず、魔女に対抗するための専門家などが一応登場し、魔女の体を物理的にバラバラにしたり、死んだり、蘇ったり、封印したり、蘇ったり、封印したり…なんだか富江みたいなイベントが、ヘロヘロと描かれるのです。

ひとまず「実在のキャラクター(人物)」に酷似したものが出るためか、平成になってから水木漫画大全集を始めとした復刊出版物には登場せず。まぁ怪奇作品としてそれほど目立った作品では無く、その状況を口惜しいな、と思う感じもそんなに無いのですが、モロはなくとも「水木しげるのエロ」として、水木作品中では際立った存在ではあるのですけどね…。

関係無いけど、表紙の女は誰よその女ー!


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